殻にこもる子供を諦めないで向き合った私の体験談

私の次女がまさに「殻にこもる子供」でした。

 

今思えばその兆しは
赤ん坊のころからあったように思います。

それは寝かしつけるときに、お布団中でいつまでも眠らず
自分の指で延々と遊んでいたことです。

 

小学校2年の時にこの地に家を建てて引っ越してきました。

引っ越して間もなく「学校へ行きたくない」と言い出し、
外に飛び出してしまいました。

 

私は気が強く、子供に対しても厳しめにしつけしてきていたので、
この時はちょっとしたパニックに近くなってしまいました。

でも、何とか捜し出して娘と二人で
じっくり話をしようとしました。

でも、何を言ってもどう尋ねても原因は言いませんでした。

本当に自分だけの殻にとじこもってしまったのです。

 

原因もわからないのに無理強いするわけにもいかず、
その日は学校を休ませました。

次の日、昨日のことは口に出さずにいつも通りにしていたら、
娘も何もなかったように学校へ行ってくれました。

 

中学生になってからも、
買い物についてきても行先に着いたとたん、
家族から離れて一人で行動しました。

 

そんな、閉じこもってしまう行動や考え方は、
都会で働き出してパニック障害や
うつ病を発症するまで続きました。

ひとりで病院へ行って治療しようと
孤軍奮闘していたようです。

 

そのうち、自分一人では解決できないと
思うようになったみたいです。

私に、夜中になると1時間以上も
電話をかけてくるようになりました。

 

私は、かわいそうなあまり自分の育て方、
気持ちの入れ方が悪かったのだと
後悔の念を抱くようになりました。

 

やりなおしてやりたい。
赤ん坊のころに戻って心を育てなおしてやりたい、

そんなことばかり思うようになりました。

 

そんなとき、ある人が

「お母さんがそんなことを思ってはいけません。
今の娘さんの心の中に住み着いているマイナスの気持ちを
追い出してあげましょう。」

と言ってくれたのです。

 

私自信が娘を救ってやるんだという
強い思いを常に心に抱き続けるようにしました。

 

娘の長電話もただ聞いてあげる。

良かれと思っても意見はしない。
行けるときは傍へ行って手助けする。

 

そんなことを続けているうちに、
パニック障害もうつ病もなりを潜め、
それらは完治し娘の殻も少しづつ
剥がれ始めたのがわかりました。

 

長くかかりました。

でも今、娘と家族はとても良好な関係に戻っています。